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無錫の文化は長い歴史があり、滔滔と流れる長江、青い波の立つ太湖、網のように無錫の大地にはりめぐされた河川は、その豊富にして温情に溢れる水で大地の万物を潤し、無錫の文化をはぐくみ育ち、それに気品が生き生きし、機敏で秀逸という特有な風貌をもたせてきた。もっとも将来性のある中国の25都市では15位に入っています。
無錫は国の環境保全模範都市、庭園式都市、全国文明都市につくりあげ、都市化と都市現代化をレベルアップさせ、一流の居住環境をつくり出すため、都市形態の調整、都市の品位と発展水準の向上に力を入れて、大きな成績をおさめ、都市と農村の様相が一新し、近代的都市の姿が現れ始めた。行政区間を調整してから、無錫市街区の面積は101．5平方キロに増えた。
インフラ建設は大きな進展をあとげ、滬寧（上海＝南京）、錫澄（無錫＝江陰）の二高速道路の開通に継いで、錫宜（無錫＝宜興）、寧杭（南京＝杭州）、長江沿いの三高速道路と新（江蘇省新沂＝浙江省長興）鉄道など大規模な交通建設が全面的に推進され、中山路、太湖大通り、市民広場など多くの建設プロジェクトおよび多くの商工業建築の竣工により、無錫の市容と発展レベルは根本から変化が生じ向上し、真新しい高層ビルが立ち並び、通りでは車と人が行ったり来たりして、にぎやかだが、秩序が整然としている。
電力、通信、給水などインフラ施設の経済と社会の発展に対する支援能力が大幅に強まり、蘆村浄水場など施設の完工と拡張によって、工業汚染源の基準を保っての排出が实現され、その上環境緑化、美化プロジェクトを实施して、無錫の生態環境はいちだんと保護、改善された。
無錫市の社会事業は経済建設、都市建設と同時に発展し、互いに促進し合っている。革新を中心として、無錫はハイテクとその産業を大いに発展させ、無錫の特色をもつ科学技術革新システムの構築を速め、科学技術創業ゾーンの建設を強化した。2001年の科学技術進歩の工業と農業の経済成長に対する貢献率はそれぞれ46．5％と56．2％に達し、江蘇省で引き続きトップに立っている。
文芸創作を繁栄させ、大衆文化を活発化させ、文化産業を発展させることを重点として、文化事業も实り豊かな成果をあげ、舞踊戲「阿炳」と放送戲「聖人の旅」はそれぞれ全国「五つの最良プロジェクト賞」を獲得した。新しい図書館、人民大会堂、放送テレビセンター、スポーツセンター、呉文化公園、大衆芸術館など多くの社会事業の標識的工事が次々と竣工し、無錫人民の精神文化生活をこの上なく豊富し、改善した。
9年制義務教育を効果的に普及させることを踏まえて、教育現代化プロジェクトの实施を加速し、3年間の学前教育と高校教育を基本的に普及させ、高等教育の大衆化の程度を高めた。新しい江南大学と高等職業技術学院の創設によって、無錫教育の発展レベルはまたも向上した。衛生保健事業は急速に発展し、病院の建設は日進月歩で、「有名な病院、有名な分科、有名な医師」づくりはよい成績を収め、全市の101の郷鎮は全部農村の初級衛生保健基準に達した。
文化財保護活動は強化され、薛福成旧居、東林書院は全面的に修復された。
全国民的健康活動も全市の市街区と農村であまねく展開され、蔡振華を代表とする無錫出身のコーチ、スポーツ選手は国際と国内競技でしばしば功績をたてている。
無錫は「民を豊かにし市を強くする」ことを戦略的発展目標として、長年来人民の生活の改善に力を入れ、人の全面的発展と社会文明度の向上に努めている。第九次五ヵ年計画期末現在、全市の持ち場で働いている従業員の年間平均給与は1万3747元、都市部住民の1人当たりの可処分所得は9454元、農民の1人当たり純収入は5524元、第九次五ヵ年計画期の住民貯蓄預金は第八次五ヵ年計画期り2．6倍増えた。
無錫は北緯31°07′―32°02′、東経119°33′－120°38′に位置し、北に長江が流れ、南は太湖に臨み、西は常州に接し、東は蘇州と隣り合わせて、南京・上海・杭州地区の中心地帯にある。市内の南西部は起伏する緑の丘陵地帯で、残りは見渡す限り平らな緑野であり、その間に、数百の低い丘がエメラルドのように飾りを添え、無数の錦の帯のような川や鏡のような湖沼とともに、風景の美しい江南の水郷を形づくっている。
無錫は北亜熱帯湿潤区に属し、年間平均気温はセ氏16度前後で、日照が十分であり、雨量が多く、無霜期が長く、四季がはっきりしている。風穏やかで日うららかな時は、特別な江南の趣がある。
無錫は鉄道、道路、水運、空運が集まって区域的な交通中枢をなし、滬寧（上海＝南京）鉄道と新長（江蘇省新沂＝浙江省長興）鉄道はここで交際京滬（北京＝上海）高速道路と寧滬（南京＝上海）高速道路はここで分かれ、 京杭大運河は全市を横断して流れ、312号、104号などの国道、省道は市内のクモの巣のようにはりめぐらされた道路、水道とともに四通八達する水路と陸路の交通ネットワークを構成し、無錫市内各地と周辺地区と連結し、南京、上海、杭州などの大都市へは、車で1、2時間で行ける。無錫は江陰港、張家港に隣接しており、川を通って海に出るのが非常に便利である。無錫空港もすでに6本の国内線を開通した。無錫の郵便電信施設はよく整備されており、国際電話は156カ国・地域にかけることができ、27カ国・地域との間でEMS業務が扱われている。無錫の情報ポートは全国十大情報ポートの一つで、マルチメディア通信がすでに普及し、デジタル通信ネットワークが全市の都市と農村をカバーし、郵便電信の広域帯化、総合化、知能化の程度が急速に高められ、無錫と世界各地との距離が大幅に短縮された。
無錫の社会保障システムが改善され、都市部従業員の養老保険、失業保険の保険料徴収と保険金の社会化支出が全面的に实現された。
住民の居住条件が著しく改善され、住民区の不動産管理、社会サービスが日増しに整備され、住民の生活環境に新たな質的向上が見られた。第九次五ヵ年計画期末の都市部住民の1人当たり住宅使用面積は15．3平方メートルに達し、農村住民の1人当たり住宅使用面積は44．9平方メートルに達した。
住民の消費支出も年を追って増え、耐久消費財保有量は速やかに増加し、高級へと発展し、マイカーをもつ普通の庶民は増える一方である。教育、文化面の消費はすでに日常生活の最大の消費になった。
市民の資質と社会文明の程度を高めるため、無錫は地域社会の建設に力を入れ、地域社会の文化施設、スポーツ施設を整備し、住民区の老人、幼児、身障者、青少年、衛生保健などの施設を整備すると同時に、「文明的団地、文明的部門、文明的町村」創立を広範囲にわたって展開し、社会環境を最適化させ、住民の資質と社会文明の向上を促進した。無錫は市民が安らかに暮らし楽しく働く都市になりつつある。
早くとも1万年前から、無錫に先人が生存、繁殖していた。西暦前2002年、無錫に県政府が設置された。歴代の無錫人は水利を興し、農耕を重んじ、商工業が得意で、経営に長じていた。隋代に京杭大運河が開通してから、無錫はなおさら｢商人が往き来し、船が絶えず通るようになった｣。元代になると、無錫は江蘇南部の名府、県が上納する年貢米の集散地になった。明・清時期の無錫は「米倉一区」と称され、全国に名を馳せる米、生糸、布を売買するところになり、各地の商人が雲集し、皮の上に帄柱が林立し、商店、作業場が立ち並び、南東部の豊かな商業都市になった。
前世紀初め、栄氏の兄弟を代表する民族商工業は、次々と綿紡績工場、製粉工場、絹織工場などを建てて生産し始め、無錫は中国民族工業の発祥地の一つとして歴史に記載された。1937年の無錫の工業生産額はすでに全国第3位を占め、食糧集散総量が全国の四大米市のトップにランクされ、「小上海」とたたえられた。新中国の成立後、無錫はまた経済、社会の発展の面で新しい一ページをめくり、都市と農村の様相は日進月歩した。改革・開放以来、無錫は郷鎮企業発祥地の一つになった。ここ数年来、無錫の開放型経済は大きくいる。ここ数年来、無錫の開放型経済は大きな進展をとげ、無錫は国際投資を引き付けるホットスポットになり、経済、社会の発展に大きな生気と活力が注ぎ込まれ、無錫は全国の１５の为要な経済中心都市に仲間入りし、都市の総合的实力は江蘇省第一位にランクされた。
豊饒な物産、豊かな江南
物産豊かな土地に住む無錫人は従来から入念に耕作することを重視し、優れた水利条件と先進的な栽培技術によって、「無錫の米の香りが全中国に漂う」という美名を博した。無錫の水産業、養殖業は非常に盛んであり、太湖には魚を捕る帄かく船が点々と浮かび、梁渓河のほとりには養魚池が一面に広がっている。「太湖３白」と言われる銀魚、シラウオ、白いエビ、「長江の三鮮」と言われるヒラ魚、太刀魚、回魚は、ともに江南水産物の最高級品で、無錫の淡水魚の単位面積水揚げ量は全国のトップにランクされている。優れた水質と肥沃な土地に恵まれて、無錫ではすがすがしい香りのする四角のヒシ、香ばしいオニバス、脆くて柔らかいジュンサイ、氷の玉のようなマコモダケ、太湖の朝鮮人参と言われるコリ、天然の味のクリ、香りを一面に漂わせる貢茶、無錫の毫茶と陽羨茶及び果物の中の珍品である陽山水蜜桃などを盛んに産出する。聡明で、頭をよく働かす無錫人が代々伝えていき、たえず革新を行って、物色に富む風味食品を少なからずつくり出し、人々によ く知られる醤炙排骨、中が空っぽで外が丸い清水油麺筋、柔らかい口当たりのよい小箱豆腐、細く滑らかで香りのある刀魚麺は、いずれも人々に食欲をそそらせ、後味を限りなく残す。無錫人は料理に長じ、数千年の伝承を通じて、「太湖の船料理」を代表する無錫料理が形成され、色、香り、味、外観がともによい梁渓脆鱚、腐乳汁肉、天下第一菜などは無錫の十大有名料理である。
数多く立派な工芸品
恵山の泥人形、紫砂の急須、無錫刺繍を代表とする無錫の工芸美術品は盛名を馳せている。500年以上の歴史を持つ恵山の泥人形は、伝統的な民間彩色塑像工芸品であり、造型が質朴、簡潔であり、色彩が明るく美しく、動き、表情、性格の描写を重んじ、濃厚な郷土の息吹きと江南の風情がある。紫砂の急須は北宋からつくり始めたもので、その造型、模様には彫塑、金石、絵画、書道、篆刻などの芸術的手法が運用されており、つくり方が優れ、風雅な趣があり、陶磁器工芸の「珍しい花」とたたえられている。無錫刺繍は元朝からあり、明代は貢ぎ物になった。無錫刺繍はきめ細かでむらがなく、薄く、なめらかで規範に合い、図案が精巧で、針の運びに変化が多く、なかなか得られない工芸逸品である。
名声が世界各地に行き渡る絹織物
無錫の紡織業は歴史が悠久である。
無錫葉昔からカイロのまゆが世に知られ、1884年に無錫の初めての紡織工場―業勤紡織糸工場が創立されてから、紡織工場、糸繰工場は雨後のタケノコのように無錫の市街区と農村につくられた。
1937年になると、無錫の紡織生産設備と为要な紡績品の生産量はともに全国第３位にランクされ、糸繰業は全国のほぼ９割を占め、生糸の総輸出量は全国の半分以上を占め、無錫は中国の生糸の都になった。新中国の成立後、無錫の紡績業は活力を取り戻し、綿、毛、麻、生糸および紡績、捺染、アパレル、紡績機械がそろった繊維品生産輸出拠点になり、質がよく、柄がよく、様式が新しいことで内外で好評を博している。「陽光」、「海爛」など郷鎮紡績企業グループは急速に台頭して、世界最大の高級精紡表地生産拠点になりつつあり、清貧は国内外を風靡している。