日本語

市名の由来：『漢書』によると、周、秦時代、無錫には錫(すず)山が多くて、錫鉱石も多かったです。漢時代の初めまでに、錫鉱石は採掘し終わってなくなりました。錫が無くなったということで無錫とよばれるようになりした。
       前漢の高祖は、紀元前202年に無錫に県を設置、無錫は会稽郡に属しました。六、七千年前、無錫人はここで労働、生息、定住していました。
       紀元前11世紀末、古公父(即周太王)の長男太伯、次男仲雍は王位を三郎――季歴に譲るため、現在の陝西の岐山から荊蛮まで移り、梅里(現在の錫山区梅村鎮)に定住しました。そして、郷に従って、髪を切り、刺青をしました。これで、太伯は現地住民に推挙されて、君主になりました。号は「勾呉」です。
       周は商を滅ぼした後、太伯は息子がいなかったため、周武王は仲雍の五代孫――周章を呉君に封じて、呉国を建てました。太伯、仲雍は中原文化を江南に導入しました。江南文化は中原文化と有機的に融合して、特色のある呉文化を生み出しました。

                                                              呉文化の発祥地
       春秋時代、呉国の生産は大いに発展しました。政治、軍事も強かったです。考古の発見によりますと、前漢時代、無錫は製鉄、製陶などの手工業が発達し、農業生産にも鉄製農具と牛を使っていました。六朝時代、北方では戦争が頻発し、人々は南へ移動しました。無錫では治水工事などが展開し、農業耕作の技術も大幅に進歩しました。
       京杭大運河の開通後、無錫の河道は「商人が往来、船が絶えず」という盛況でした。城中の金銀、タバコ、お酒、米などの仕事場も沢山開設され、賑やかでした。無錫は江南の豊饒な地になりました。明、清時代は、全国の穀倉になりました。清時代半ば、無錫は「布の埠頭」と称され、漢口の「船の埠頭」、鎮江の「銭の埠頭」（金融業が発達したため、お金の埠頭と呼ばれました）と一緒に長江「三埠頭」と呼ばれていました。

                                                                歴史変革
       無錫は三千年の長い歴史を持った古い都市である。有史以前は6?7000年前からの居住や農耕の跡があり、長江文明に属する良渚文化の墳墓など遺跡群がある。無錫の元の文化は前後して馬家浜文化、崧泽文化や良渚文化に属した。彼らは自分たちの知恵と努力や創造性によって、太湖流域の輝い古代の文化を豊かにしていた。

                                                                文化
       文化事業と文化産業は急速に発展している。2006年には「第1回中国(無錫)呉文化祭」、「中国の産業遺産の保全フォーラム」など文化活動は順調に行われた。"情熱の週末"等とスクエア文化公演が年72回ある。恵山泥人形、宜興紫色の粘土陶芸、梁祝は国家無形遺産の代表作品である。年末、芸術劇団9カ所、芸術館9カ所、文化局83カ所、最後に、公共図書館9カ所、美術館、記念館13カ所。全市は、1日あたり165時間放送のラジオ番組8番組を人々に提供して、テレビ9番組、1週間に1209時間の放送、無錫ケーブルテレビの利用者は128万戸に達しました。都心ではケーブルテレビをデジタルに転換した家庭は10万軒あります。全市人口の中でテレビと放送の普及率はそれぞれ100%に達している。鳳凰出版社の無錫支店が設立され、出版業の空白が埋められた。

       近代、経済の急速な発展に伴って、無錫は江蘇省南部の経済の中心都市になる。無錫の米市場は咸豊十年から同治二年(1860～1863年)までの太平天国戦争中に破壊された。戦争後、徐々に復元された。清代後期には、無錫は周囲の農産物の集積を背景に、その米市場の相場の影響力を江蘇省の範囲を超えるほどに達した。また紡績業や繊維産業が発達し、無錫は「布碼頭(布の港)」と呼ばれるほどだった。そして、辛亥革命までの間に食品や繊維などの民族資本が形成され始める。1912年、中華民国は無錫県を置き、大小の資本の本拠地となった無錫は「小上海」といわれるほど商業の繁栄を見た。改革開放以来、無錫の経済は再起し、目覚しく発展を遂げることとなった。1981年無錫は全国15ヶ所の経済中心都市のひとつとなり、1984年無錫は全国10ヶ所の重点観光都市のひとつとなった。1985年までに無錫は開放都市となり、工業団地などが整備され、海外資本が大規模な投資を行った。